・運動機能が高まり、運動量が増えてきます。また、集団で簡単なルールのある遊びも楽しめるようになります。
・友達や保育教諭と遊ぶ中で喜びや楽しさを共有し、少しづつ社会性が身についていきます。
・友達との関係が深まりますが、それだけ競争心も起き、喧嘩が多くなります。その中で、自分の気持ちを抑えたり我慢できるようになってきます。
・身体だけでなく心の成長も著しく、人間関係に悩む時期なので、一人ひとりの心の動きを十分に察して共感し励ましていきたいと思います。
・友達との関係も密になり、協力して遊びを進めていこうとします。様々な経験を通して、自己発揮を行い、豊かな感性も身に付けていきます。
・自分の体にも関心を持ち、健康に過ごすために必要な習慣や態度を身に付けたり、危険から身を守ることを考えるようになります。
子どもが自主的に遊ぶためには、「場所」「時間」「モノ(道具)」が必要です。又、自分で遊ぶことが、自立・自己の確立となります。 |
遊びコーナーは主に4つに分かれています。お世話遊びコーナー、台所コーナー、机上遊びコーナー、構造(積み木)コーナーです。子どもの遊びは、子どもの喜びと自発性、つまり主体性が大切にされたものです。すべての子どもが自分の体験を再現して遊べる環境を用意し、子どもの体験が学びにつながるようにしています。
役割あそび
仲間の中で自分の好きな役を引き受けてその人になりきって遊びます。さまざまな感情やふるまいの練習になります。 |
構成(構造)の環境
幼児は日々技能が上達していきます。構造遊びでは、順次性や数量、位置などの概念を獲得します。友達と遊びの中で自分のやりたいことが実現されると満足感と充実感、自己肯定感となっていきます。 |
造形あそび
自発的に描いたり、作ったりできるコーナーでは、魅力的な道具や材料を用意しています。造形あそびを通してイメージする力や思考力、判断力を育て、鉛筆の持ち方、紙の使い方、ハサミあるいはのりの使い方の技法を学ぶ場所になっています。 |
操作・練習あそび
いろいろな素材、道具を見て、触って、接合したり、回転させたり、はめたり、ちぎったり、素材、道具の操作を繰り返し練習する遊びです。繰り返し遊ぶことで手の機能が発達するだけでなく、さまざまな道具を単体、あるいは組み合わせることによって、構成(構造)あそびへとつながっていきます。 |
机上の環境
操作(ひも通し)遊び、絵を描く、粘土をする、はさみやのりを使う、パズルなど細かい遊びに集中できます。 |
体験あそび
保育のなかで、さまざまな体験を取り入れています。クッキングや地域との交流などの行事に楽しく参加しています。 |
わらべうた
子どもの中にリズム感を育てたり、人の声を聞いて自分の声を聞いて自分の声を調節したり、高い低いとか音別ができたりするといった耳を育てていく為に、わらべうたを取り入れています。 |
幼児体育
幼児期はいろいろな遊びを通して楽しみながら体をさまざまに動かすことで、脳神経系が最もめざましく発達します。幼児クラスにおいては「幼児体育」を取り入れながら、幼児期の身体的特徴を捉えながら、調整力を養い、子どもたちの体の自然な動き(支える、歩く、走る、跳ぶ、投げるなど)を発達する運動を進めていきます。 |
異年齢との関わり
生活のほとんどを異年齢で過ごします。年齢、性、発達において違う子どもが一緒に暮らす異年齢保育の中では、大きい子は「小さい子はまだできなくて当たり前なんだから待とう、手伝おう」という気持ちが生まれ、小さい子たちは、「まだできないけど、もう少ししたら自分もできる」などと受け入れる気持ちが生まれます。この他者を受け入れる、気遣うということが日常の生活の中で育ち、お互いが刺激し合い力を合わせながら成長していきます。 |
生活
いつも決まった時間に同じ手順で行うことで見通しが持てるようになり、秩序だった動きが出来るようになります。年齢別に時間をずらしながら、ゆったりした雰囲気の中で食事をすることで安定した生活にもつながっていきます。 |